企業が抱える悩みは時代とともに変わる。しかし、「人が働く」という行為の本質は、いつの時代もやはり“コミュニケーション”に集約されるのではないだろうか。
どんなにテクノロジーが発達しても、どれだけリモートワークが普及しても、“人が集まり、思いを交わす場所”はなくならない。それどころか、働き方の多様化が進む現代では、「人が集まりたくなる空間」の価値はむしろ高まり続けている。
Koueiの展示場で実現した 「オフィス × カフェという新しい働き方モデル」 は、こうした時代背景を受けて生まれた。
本コラムでは、展示場の取り組みの裏側と、Koueiが大切にするデザイン哲学、そしてモビマークが描く未来の働き方について深く掘り下げていく。



【 展示場 最新レポート 】
オフィス×カフェが創る“場の力”──モビマークが描く未来の働き方
オフィスにカフェを併設した展示場が生まれた背景
「人が自然に集まる場所をつくりたい。」
これはKoueiが以前から抱いていた思いであり、今回の展示場の企画が動き出す最初の原点となった。
企業のオフィスは、働くための場所であると同時に、「人が出会い、会話が生まれ、関係性が育つ場所」でもある。しかし働き方が多様化し、社内外のコミュニケーションが希薄になりがちな今、オフィスの役割はより複雑になってきている。
・出社する意味をどうつくるか
・社員同士が自然に会話できる環境をどう整えるか
・来訪者が心地よく滞在できる場はつくれるか
こうした課題に対する答えとして、Koueiが提案したのが 「オフィス × カフェ」 という新しいコンセプトだった。
カフェを併設することで、働く人にも訪れる人にも「とどまる余白」が生まれる。カフェはただの飲食スペースではなく、“コミュニケーションのハブ”として機能する。
人は「目的」がある場所で動き、「魅力」がある場所に集まり、「意味」がある場所で会話をする。オフィスにカフェがあるというだけで、働き方とコミュニケーションの質は大きく変わっていく。
展示場での実際の取り組み──“場の力”を引き出す設計
展示場に足を踏み入れると、まず訪れる人が感じるのは“空気の柔らかさ”だろう。それは単にインテリアのおしゃれさだけではなく、照明・距離感・音・温度、そして空間全体の“居心地のよさ”が調和しているからだ。
Koueiが今回とりわけ重視したのは、「人が自然に集まりたくなる空間の設計」 である。
■ 休憩と仕事を分けないレイアウト
従来のオフィスでは、「働くエリア」と「休憩エリア」が明確に分かれていた。しかし展示場では、その境界線をできるだけ薄めることに挑戦した。
カフェスペースはオフィスのすぐ隣にあり、仕切りも最低限。
そのため、休憩している人・打ち合わせをしている人・作業に集中している人が、同じ空間を自然に共有することができる。
すると、ふとした時に人が集まり、小さな会話が生まれる。
その小さな会話が、結果的にチームを動かし、プロジェクトを育てる大きな力になっていく。“雑談の価値”は、現代の働き方ではますます重要になっている。
■ 来訪者がリラックスできる「迎え入れる空間」
来客があると、案内する前に「ちょっとこちらでお待ちくださいね」とコーヒーを提供できる。
その短い時間が、来訪者との関係性を深めるきっかけになる。
オフィスでありながら、カフェとしても機能する空間は、訪れる人に安心感と信頼感を与える。
“企業姿勢が空間に表れる”というデザイン効果は、言葉以上に説得力を持つことがある。
■ 「働く人の創造性」を引き出す環境のつくり方
Koueiは、空間に設計するのは「物」ではなく「流れ」であると考えている。
・どこに座るとどんな気分になるか
・どんな照明が集中力を高めるか
・どんな距離が会話を生みやすいか
こうした細かな要素が組み合わさり、働く人の創造性やモチベーションは自然と変わっていく。
「人の心の動き」をデザインすること。
それこそが、Koueiの場づくりの本質だ。
Koueiが大切にする“デザイン思想”──関係性を育てる空間づくり
Koueiは創業以来、「デザインとは単なる飾りではない」という思想を貫いている。
デザインとは、企業のビジョン・ストーリー・文化を空間という形で具体化すること。
そして、空間とは“人と人の関係性”が生まれる舞台装置である。
■ ① 見た目を整えるだけで終わらせない
「きれいに見せること」はゴールではない。むしろスタートだ。
企業の価値は、空間の中で“時間とともに育っていくもの”。
そのために必要なのは、「人がどう動き、どう感じ、どんな行動をしたくなるか」という視点で空間を設計することだ。
■ ② “居心地のよさ”の正体を理解する
居心地のよい空間とは、たくさん飾った空間でも、広い空間でもない。
「余白」「距離感」「素材感」「光」「音」…それらの微妙なバランスによって生まれる。
Koueiの空間には派手さはないが、静かに心を包み込む“やさしさ”がある。その理由は、企業が抱えるストレスや働く人の心理を理解し、「無理をさせない空間」を追求しているからだ。
■ ③ 企業のストーリーを形にする
空間は語らなくても語る。
展示場に訪れた人が、「この会社はどんな姿勢で働いているのだろう」と感じ取れるようなデザインでなければならない。
モノではなく“思想”をデザインする。
これこそがKoueiが長年大切にしてきた価値である。
モビマーク(MOBIMARK)が描く未来の働き方
展示場の取り組みから見えてきたのは、「カフェ空間の価値は休憩ではなく、コミュニケーションにある」ということだ。
カフェを併設することで、企業にはこんな変化が起きる。
● 社員同士の雑談が増え、チームワークが高まる
● 来訪者が自然と長く滞在し、関係が深まる
● 働く人の気持ちが落ち着き、ストレスが軽減する
● 想像力が刺激され、新しいアイデアが生まれやすくなる
● 社内外のコミュニケーションが活性化し、企業文化が育つ
これこそが「場の力」だ。
Koueiがつくる未来の空間──“人が集まる理由”をデザインする
現代の働き方に求められるのは、「合理性」だけではない。
大切なのは、働く人の感情に寄り添い、コミュニケーションを促し、企業のビジョンを支える“場”である。
Koueiはその場をつくるために、これからも空間だけでなく、企業の未来そのものをデザインしていく。
オフィス × カフェの展示場は、その第一歩であり、企業の働き方に新しい風を吹き込む象徴的なプロジェクトとなった。

おわりに──空間は企業の未来を語りはじめる

空間には、人を動かし、人の心を変え、企業の未来を創る力がある。
展示場で実現した「オフィス × カフェ」モデルは、これからの働き方や企業の成長における大きなヒントになるはずだ。
人が自然に集まり、話し、笑い、アイデアが生まれる場所。
そんな空間が企業の未来を支える。
Koueiは、その未来をこれからも空間という形でつくり続けていく。
今後の予定
展示場には、オフィスタイプ、カフェタイプ、トイレ、ウエルカムラウンジを設置しています。次回は各部屋を詳しく紹介していきます。

